Metamorphose

キレイな未来 過度な期待 抱いていたい? 間違いない!!

ド新規が好き勝手に語る「これはおもしろい!キスマイの歌詞best5」

突然だが、わたしは曲を聞く際に、歌詞を見るのが好きである。

世の中には作詞家と呼ばれる職業があり、その人たちが自分の仕事として情熱をかけて生み出されたであろう言葉の作品こそが"歌詞"なのだ!CDを手にしたとき、歌詞カードに書かれたそれを見ているだけでわくわくする。

しかし昨今のアイドルソングは広告とタイアップしたものやドラマの主題歌としての役割も担っており、そうするとどうしても"耳に残るキャッチーさ"や"ノリのよさ" "雰囲気" "ストレートさ"を重視する傾向にあるため、歌詞が注目されることも少なくなり、わたしが歌詞に期待している"つっこみたくなる世界観"が込められたものが目立たなくなってきている。


そこで今回はド新規キスマイファンであるわたしの独断で選んだ「これはおもしろい!キスマイの歌詞best5」をお送りする。好きな部分を切り取ってきたためにその長さに差があるのは悪しからず。
ちなみに曲調や背景を選考基準に入れてしまうと純粋に歌詞だけで選んだものではなくなってしまうため、それらは今回は考えないことにする。

はじめに言うけど、書いてる私しか楽しくないと思う!!!解釈の仕方も私個人のものなので、異論は認めます!みんな!一緒に考えよう!!!

  • Girl is mine  作詞:zopp

【つっこみたい物語性ナンバーワン】

地下で踊る人のshadow
君は一人隅でstanding
俺に気づいて ため息ついて
変わらぬ世界嘆いてる

夢と現実(リアル)揺らすpassion
苦い笑みで踊るstory
誰かが言った 運命だって
君と俺が救世主だって

のっけから引き込まれる!!
“変わらぬ世界を嘆いてる君”に向かって「君と俺が世界を救う運命らしいぜ!」っていう“俺”。超ロック。

その腕つかんで 何も言わせず
寄せる唇 君は背を向けた wow oh

強気で迫ったら背かれた。悲しいぜwow…

Girl is mine 心のドアを開けてやる
唇は新しい世界の鍵
言葉なんていらない ついてこいよ
Give me your love 口づけで未来を変えよう

君の世界を変える方法は“口づけ”。
君を変えられるのは俺の口づけ。
だから俺を愛してよっていう…

深夜零時 ドアがKnocking
開けた先に 君がTears
もう駄目だって 泣き崩れた
手を握りしめ Run to shadow

一番で“shadowで世界を嘆いてた君”を
二番で“shadowへ走って連れて行く俺”。

やっぱり君1人ではもう無理なんだよ、俺もいっしょに君の闇へ… で合ってる?

息を切らし 駆け抜ける
ビルの谷間 迫る影
角を曲がった 道路はDead end
近づく騒音 追い詰められた

君の闇の中で…何から逃げてるの?

逸らさない瞳 全て語るんだ
ゆっくり近づく 君の唇が wow oh

いっしょに君の闇を見たことで
君が俺を受け入れて…

Girl is mine 孤独な夜が色づいてく
感じるよ確かに君の吐息
過去は全部捨てて 今を見よう
Give more kiss 口づけで全てを変えてやる
Don't you worry about your future

2人で生きていこう。君の世界を変えてやるよっていう。
これからは俺がいっしょだからもう安心してねと。
ちなみにGirl is mineは23回ほど言ってます。ひたすら君に訴えかけてる。

「辛い経験をした心閉ざしてるコミュ障の女の子に迫るストーカー男」みたいなイメージなんだけど、キスマイが歌ってれば別に問題ないのかな。

この作詞家さんは[運命girl]とか[S.O.Kiss]も作詞されてるんだけど、エスオーキスに関しては「キスの安売りはやめようね」ってかんじなので、この曲でどこまで作り込んでるのかは分からない。

  • My Resistance-タシカナモノ- 作詞:栗原暁

【“かっとばして”が大好きです】

正しいことが答えじゃない
目に見えないものをココロで感じたい

たとえばもしこの世界の見知らぬ価値観の中で
孤独と不安のさみしさにおそわれたとしても
好奇心という名の勇気で
此処にいる意味をこの手で掴みたい

自分の居場所は誰かに決められるものではなくて、自分自身で見つけるものなんだってことかなぁと。

ちっぽけな自分なんて
追い越してみせるさ できるさ
この世界 かっとばして
タシカナモノ 見つけるさ

“タシカ”な自分の居場所を“かっとばして”見つけるんですよ。生き急いでます。このスピード感が無性に好きなんです…


【フレーズがハイセンス】

夢を引きずりだせ
いますぐ手に入れるんだ

夢って本来は努力を重ねて時が来たら叶うものだと思うんだけど、わざわざ引きずり出して、今すぐにでも叶えてやるぜってところがキスマイらしくて好き。

欲しいものに手をのばすんだ
一瞬のチャンスつかみ取るんだ

一瞬も見逃さないわけです。ギラギラ感に圧倒されます。

  • Crush! Crush! Crush! 作詞:BACK-ON

【男子版携帯小説

遠ざかるキミの後ろ姿に
ただ僕はキミを見つめて立ち尽くしていた
OH!汗ばむ気持ちをそっと
胸の中に隠してカギをかけた

まず、“キミ”と“僕”の書き分けが好き。
恋をすると相手がキラキラして見えるっていうのをカタカナの“キミ”が表してるのかなと。
一目惚れなのかは分からないけど、汗ばむほどにたぎる熱い思いをいったん抑えようとしてるんですね。“OH!”に、我を失いかけたところで冷静さを取り戻そうとしているかんじが出てます。

キミに振れたくて!
太陽みたいに超HOTなbaby! OH!!

もう抑えようとしても止まらないと。
感嘆符つけまくるほど、めっちゃ熱い。

帰り道いつものバス停で、ベタなLove storyみたいに
またキミに逢えた
OH!『神様ありがとう』ってそっと、胸の中で呟いて、声をかけた

“ベタなラブストーリーみたいに”や“胸の中で神様にお礼を言ってから”ってところに、またしても“僕”の“興奮してるのにひとまず冷静さを装う性格”が出ています。
バス停でってところもいい。電車の駅にいるよりも2人きりで話す緊張が伝わってきます。

“背伸び気味のスタイルで声をかけたけどキミは僕の嘘を見抜いて微笑んだから
ありのままの自分でTry again!!”
(英語打つのがめんどうなので要約)

“僕”はかっこつけまんなんです。笑
そして“キミ”のほうが一枚上手。
“キミ”が年上だったらいいなぁ。そのほうが男子のドキドキが煌めきます笑

ありきたりな恋と笑われてもかまわない!
Happy endを描いて今行くよ
OH!海まで続く長い坂を、駆け抜けていく、今小さな恋を唄って

ありきたりでいいんです!
衝動に任せてキミのもとへ!
ここまでさんざん“太陽みたいに超HOT”とか歌ってるのにここにきて“小さな”がついてしまうところも推せます。自分の幼さも自覚していて、それでもまっすぐなこの想い…

限りないくらいキミへの想いCan't stop my love!
甘いファンファーレの中 僕は今行くよ!
OH!キミと手をつないで未来みたくて
込み上げてくる期待抱いて キミのもとへ!!

最後は感嘆符つけまくっておわりと。
この曲は“僕”の視点からの恋の始まりをうたっていてこのあと“キミ”とどうなったのか全く分からないのもいいですね。
個人的には、この恋に酔って猛烈にアタックしたのに“キミ”には昔から好きな幼なじみがいて、“僕”に告白する機会を与えないくらいだとキュンとします笑

青春真っ只中の男子の心をここまで鮮やかに眩しく書けるのかと…

  • SevenJohnny 歌詞:KUREI

【二階堂さんのイメージソング】

飛行機雲が境界線を
空に描いて消えた
何処から来て何処へ行くの
僕も連れていって欲しいよ

何と何の“境界線”なのかっていう…
この時点ではまだ“僕”は旅の前。

街を出るのはこわいけど
馴染みの仲間も好きだけど
背中を押して 明日へと踏み出すよ

“背中を押す”って躊躇ってる相手に対して励ましのために使うと思うんだけど、ここで押してるのって自分の背中なんですよね。自分で自分の背中を押す。難しい…

終わらないジャーニージャーニー走り出す
思うがままに描いてく
もう何も迷わないで
黄昏のジャーニージャーニー続いてく
たまに君に会いたくなる
彷徨う心を探してる
あてもないワインディングロード

黄昏:夕暮れ。物事が終わりに近づき衰えが見える頃。
さ迷う:うろつく。心が安定しない。
あてがない:期待がない。楽しみにしている見込みがない。

広辞苑引くとこんなかんじなんですよ。
止まらない心で両手を広げて飛び出したのにマイナスイメージの言葉が並んでます。“さ迷う心”って探すものではないわけで、そうすると"さまよってる”のは"君"なのかなとも思うんだけど、そもそも“君”って誰なんだろう。

自転車のペダルこいで
向かう先は夢の続き
何処から来て何処へ行くの
誰か教えて欲しいよ

一番との違いは“僕”は既に旅に出ているところだけど、夢の続きに向かってるはずなのに自分でも行き先は分かってない。衝動に任せて出てきてしまって、今更不安になってる。

青春の光の中で
繋いだ手を離さないで
背中を向け 未来へ歩き出すよ

手を繋いでる相手は“君”かな。
反対方向へ進むけど心は繋がったままで。

霞む瞳は 流すその涙
あの空見上げて 乗り切る笑顔で
止まらない時間や 変わらない過去とか
やまない雨のその向こうへ
さあ旅に出よう 
流れる歌も広がる夢も届けて

辛い過去も笑顔で乗り切るんだってところがすごく二階堂さんっぽい。
誰に歌と夢を届けるんだろう。

終わらないジャーニージャーニー探してる
その目凝らせばすぐそこに
もう何も迷わないで
僕だけのジャーニージャーニーいつまでも
大人になんかならないで
季節を重ねても変わらないで
あてもないワインディングロード

大人に“なんか”ならないで。
自分らしく生きていこう。

儚く舞い散る花火のように
一瞬の光を放って消えるの
一度きりの僕らのこの旅は
夜空に咲く花より眩しく
時々心うばうの

一度きりの人生だけど、眩しく輝けるのは一度だけではないんだよ。“時々”だから一回限りじゃないんです。

終わらないジャーニージャーニー走り出す
思うがままに描いてく
もう何も迷わないで
黄昏のジャーニージャーニー続いてく
たまに君に会いたくなる
彷徨う心を探してる
あてもないワインディングロード


“君”は“旅立つまえの自分”なのかなぁと。だから“境界線”も旅立つ前と後の自分の。
新たに夢に向かって進むけど、本来の子供のままの自分を忘れたくないっていう。

旅立ったからにはもう後戻りはできないし、終わりなんて自分でも分からない。それでもひたすら進んでいくしかないんだよと。


二階堂さんにぴったりじゃないですか!?









あー楽しかった。突然始めて突然終わります。


他にも[ダイスキデス]とか[海賊]とかも書きたいんだけどうまくまとまらなかったので、また機会があれば。